【5分でわかる】頼れる親族がいない人の「おひとり様終活」4ステップ

おひとり様

45歳で離婚、子どもなし。
親族も頼りにくい50代独身の俺は、
「もし倒れたら、俺の後始末はいったい誰がするんだ?」
と本気で不安になりました。

同じ不安を持っている人に向けて、
おひとり様終活を “シンプルに4ステップ” で整理します。


結論

頼れる親族がいない人ほど、「元気な今から → 認知症 → 死後」までを一つの流れとして計画し、専門家と組むことが大事。

  • 親族に丸投げできない
  • 死後の手続きも、自分で準備するしかない

だからこそ、早めの終活=将来の安心になります。


理由

親族がいないと、こんな問題が起きるから

  • 誰がお葬式・火葬・納骨をやるのか
  • 誰が住まいの片付けや役所への届出をするのか
  • 誰が認知症になった後の財産管理や施設入居の手続きをするのか

さらに、相続人が「甥・姪」などの遠い親族だと

  • 法律上は相続人なので財産はもらう
  • でも「死後の事務はやりたくない」と拒否されることもある

その結果、

  • 役所が最低限の火葬だけ手配
  • 合葬墓に入って終わり
  • 本人の希望は反映されない

…という流れになりかねません。

だから、自分の希望どおりに終わりたいなら、生前の準備が必須です。


具体的な進め方

おひとり様の終活は、
「健康な今」から「亡くなった後」まで、時間の流れに沿って整理するとわかりやすいです。


ステップ1 元気なうちに「見守り」を決める

目的:孤立しないための“ゆるい見守り”を作る

  • ときどき連絡を取り合える人を決めておく
  • 電話・LINE・年賀状など、形は何でもOK
  • 連絡先リストを1枚メモにしておく

※「昔の同僚」「古い友人」など、
うっすら続いている縁は、年を取ってから本当に頼りになります。


ステップ2 体が不自由になったときの「財産管理」

目的:銀行・支払い・契約ごとを代わりにやってもらう仕組み

動けなくなったときに困るのは:

  • 銀行に行けない
  • 各種支払いが滞る
  • 書類の手続きが難しくなる

そこで利用するのが「財産管理契約」です。

  • 信頼できる人(専門家含む)に
    • 通帳管理
    • 支払い代行
    • 必要な契約のサポート
      を任せる契約

ステップ3 認知症になったときの「任意後見」

目的:判断力が落ちたあとも、自分の代わりに動いてくれる人を決めておく

認知症になると、自分では判断できません。

そこで使うのが「任意後見契約」です。

任意後見人ができること:

  • 財産の管理
  • 施設入居の手続き
  • 自宅の売却手続き
  • 日常の契約ごと全般

ポイントは、
元気なうちに「誰に任せるか」を決めて契約しておくこと。
なってからでは間に合いません。


ステップ4 亡くなったあとの「死後事務」と「遺言」

① 死後事務を任せる人を決める

死後事務とは:

  • 葬儀
  • 火葬
  • 納骨
  • 役所への届出
  • 住まいの片付け

これをやってくれる人=死後事務の受任者を決めておきます。

さらに、

  • 葬儀代
  • 納骨費用
  • お寺へのお布施など

必要なお金もセットで用意しておくことが大事。

最近は、保険会社(例:プルデンシャルなど)が
「亡くなったら、死後事務をする人にお金が支払われる」
仕組みも出しています。
こういった商品を検討するのも一つの方法です。


② 遺言書と遺言執行者

遺言書がないと

  • 法律どおりに自動的に相続される
  • 会ったこともない甥・姪がいきなり相続人になる
  • 本人の希望は一切伝わらない

これを避けるために:

  • 誰に何を渡すかを書いた遺言書
  • その内容を実際に手続きしてくれる遺言執行者

この2つをセットで決めておくと安心です。


まとめ

● おひとり様終活は「4つの流れ」で考える

  1. 元気なうちの見守り
  2. 体が弱ったときの財産管理契約
  3. 認知症になったときの任意後見契約
  4. 亡くなったあとの死後事務+遺言・遺言執行

これをバラバラではなく“ひと続きの計画”として組むことが大事です。

● 一人で全部やろうとしない

  • 司法書士法人
  • 行政書士
  • 終活に強い専門家

こうした“プロ”にまとめて相談することで、
書類・契約・手続きの抜け漏れを防げます。


最後に(50代独身の俺から)

45で離婚して、子どももいなくて、
「俺の人生の後片づけは誰がやるんだ?」と不安になりました。

でも、終活を分解して、順番に整えると、
不安はかなり小さくなります。

おひとり様だからこそ、
「自分の最期を、自分でデザインできる」強みもある。

  • 今日は全部やらなくていい
  • まずは ステップ1:見守りと連絡先メモ から

ここだけでも一緒に整えていきましょう。

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