5分でわかる勉強メモ|サイゼリヤ元社長から学んだ「負けない経営」と「従業員ファースト」

学び

この記事は、「自分の商売にも絶対ヒントになるな」と思って、
サイゼリヤ元社長・堀埜一成さんの話を自分の勉強用メモとしてまとめたものです。


僕が出した結論

サイゼリヤの強さは、派手に勝ちにいくよりも「負けない仕組みを作ること」と、「従業員ファーストを徹底していること」。

しかもそれを、感覚ではなく

  • ローコストなオペレーション
  • 自社工場などのインフラ整備
  • はっきりした判断基準(「正しいかどうか」)

で、超論理的に積み上げているところが本当にすごいなと感じました。


なぜそう思ったのか:常識外れの価格戦略とローコスト体質

堀埜さんたちがやっていることを一言でいうと、

「勝とうとしない。負けない構造を作る」

です。

① 「勝ちにいく」のではなく「負けないこと」を徹底

  • ライバルとの競争で「勝てるかどうか」は、景気や流行にも左右される
  • でも「負けないようにコストを落とす」「オペレーションを簡素化する」は、自分たちの努力でコントロールできる

だからこそ、サイゼリヤは「負けない土台づくり」に全振りしている、という話でした。

② 「お客様第一」ではなく「従業員ファースト」

ここもかなり刺さったポイントです。

  • お客様はコントロールできない
  • でも従業員には仕組みや教育でアプローチできる

だから

「従業員が働きやすく、楽しく働ける環境を作れば、結果的にお客様も喜ぶ」

という考え方で、まず従業員を守る設計にしている。
これ、現場仕事をしている僕からすると、ものすごく現実的で納得感があります。


具体的に「これは真似したい」と思ったポイント

ここからは、自分の勉強として特にメモしておきたい部分です。

1. ヒット商品ほど「ガツンと値下げ」

普通は「売れているものは値上げ」ですが、サイゼリヤは逆で、

  • 一番売れている商品を、思い切り値下げする
    • 創業期:なんと7割引き
    • 中国・上海:5〜6割引き

実験した結果、

  • 2〜3割引き → お客さんはあまり動かない
  • 半額レベル → 行動が一気に変わる

というデータが出たからだそうです。

さらに、

  • チェーン店なら普通「売上の5〜8%使う」広告費をゼロにする
  • その分を原価に全振りして、ミラノ風ドリアのような看板商品の価格をひたすら安くキープ

創業者の言葉

「美味しいものが売れるのではない。売れているものが美味しいのだ」

この考えで、
「よく出ている商品を安く・安定して提供し続ける」ことで、圧倒的な価格競争力を作っていました。


2. 自社工場まで作ってオペレーションを極限まで簡素化

堀埜さんは「経営インフラの整備」を徹底していて、

  • ホワイトソースやミートソースをオーストラリアの自社工場で製造
  • レシピも工程も標準化して、他社が真似できないレベルの安さと品質を両立

要するに、

「現場で頑張って何とかする」のではなく、
「現場が楽になるように、裏側の仕組みを作り込む」

という発想です。
これは自分の仕事にもそのまま持ち込みたい考え方でした。


3. コロナ禍でも「タッチパネルにいかない」という逆張り

コロナ禍で多くの飲食店が、

  • 高価なタッチパネル
  • ハイテクな非接触システム

に走る中、サイゼリヤが選んだのはあえての「手書き注文」

理由はシンプルで、

  • タッチパネルは導入コストが高い
  • 壊れたときの修理・保守も高い
  • 現場にとっても、意外と手間が多い

一方で、手書きシステムを徹底して工夫すると、

  • オーダーミスが激減
  • オーダー時間も短縮

→ コストも時間も削減できたという話でした。

さらに会計でも、

  • 「299円」などの端数をやめて
  • 50円単位の価格(例:300円)に変更

こうすることで、

  • 1円・5円硬貨のやり取りが不要
  • 会計時間が短くなり
  • テーブルごとの一括会計もしやすくなる

という、現場目線の改善もしていました。

「オシャレなシステムより、壊れない・早い・安いほうが正義」

という割り切り方が、ものすごく現実的です。


4. 従業員を守る「キャプテン社員制度」

パート・アルバイトの離職率が高いと、

  • 教育コストがかさむ
  • 現場の生産性が安定しない

という問題が出ます。

そこでサイゼリヤは、

  • 年齢・学歴に関係なく、
  • 優秀なパートを正社員として登用する「キャプテン社員制度」を導入。

長く働いてもらえる構造を作って、

「人がすぐ辞める現場」ではなく
「長くいる人が増えて仕事がどんどん楽になる現場」

にしている、という話でした。


5. 「ないない尽くし」の会社づくり

サイゼリヤには、普通の会社にありそうなものがあえてないそうです。

  • 技術的な原価計算がない
  • 店舗ごとのノルマがない
  • 社内政治がない

特に面白いと思ったのが「ノルマなし」。

ノルマがあると、

  • 「目標達成のために無理な値引き・不正をする」
  • 「目先の数字だけを追う」

といった、現場にとってもお客さんにとっても良くない行動が出やすい。

だからあえてノルマをなくして、

「正しい仕事をすること」に集中できる環境を作る

という方針を取っているのが印象的でした。


6. 海外では「Japan」ではなく「商品そのもの」を売る

中国進出のエピソードも面白くて、

  • 模倣店は見た目を真似しても
  • サイゼリヤと同じ価格では売れない

結果として、サイゼリヤだけが残っていったそうです。

さらに堀埜さんは、

「絶対に『日本(Made in Japan)』を売るな。商品そのものを売れ」

と指示していたとのこと。

そのおかげで、

  • 反日不買運動が起きたときも、
  • サイゼリヤは「イタリアンの店」として認識されていたので、ほとんど影響を受けなかった
  • どころか、デモ帰りのお客さんで大繁盛した店舗もあったという話でした

「ブランドイメージより、商品そのものの価値で勝負する」という考えは、どの業界にも通用しそうです。


僕なりのまとめ:「今、正しいのはどっちか?」を判断軸にする

堀埜さんが大事にしていた基本理念が、

「人のため、正しく、仲良く」

その中でも、経営判断の軸にしていたのが「正しく」の部分。

  • 地震
  • コロナ禍
  • インフレや円安

こうした予測不能な出来事が起きたときでも、

「今、この状況で、一番“正しい”のはどの選択か?」

を徹底的に考え抜いて決断してきた、と語っています。


最後に:サイゼリヤから自分が学んだこと

自分用のまとめとして書くなら、サイゼリヤの経営は、

「派手な花を咲かせるより、
目立たないところで“土壌”を耕し続ける農園経営」

に近いなと感じました。

  • 広告という肥料をドバドバ撒いて一瞬だけ咲かせるのではなく
  • インフラとオペレーションという「土」を整え
  • 価格競争力という「根」を深く張る

その結果、

  • 景気が悪くても
  • パンデミックが来ても

「負けない・倒れない」仕組みで、安定した収穫(客数と利益)を出し続けている。


個人で仕事をしている自分にとっても、

  • 勝ちにいく前に「負けない構造」を作る
  • お客さんより先に、目の前で一緒に働く人(+自分)を大事にする
  • 迷ったら「どっちが正しいか?」で決める

この3つは、そのまま自分のビジネスの軸にしてもいいな…と思わせてくれる内容でした。

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