積立を「やめる」とどうなる?初心者が知らない“再スタートの壁”

お金

【まず、一番伝えたいこと】

 家計が苦しい時、「投資の積立を一旦やめようかな」と考えるのは自然なことです。

しかし、結論として、積立を完全に停止すると、「再スタートの壁」が想像以上に高くなります。金額は小さくても、投資を続けているという「習慣」が、未来を支える最大の資産になります。

なぜ「再スタート」が難しくなるのか?

【その理由】

 積立を完全にやめてしまうと、単にお金が貯まらないだけでなく、気持ちの面で投資から遠ざかってしまうからです。

“やめる勇気”より“再開するエネルギー”が大きい

積立を止めると、毎月の出費は軽くなります。しかし、数ヶ月後に再開しようとしたとき、以下の心理的ハードルが立ちはだかります。

  • 面倒くささ: もう一度、設定をやり直すのが面倒になる。
  • 出遅れた感: 相場が上がってしまい、「今さら始めるのは損だ」と感じる。
  • 敗北感: 投資から逃げたという気持ちが残り、なんとなく再開しづらくなる。

僕自身、コロナ暴落の時に積立を一部解約した経験から、「やめた後に再開するほうが、よほど難しい」と痛感しました。

積立は「額」より「習慣」が命

投資で一番大切なのは、金額ではなく「習慣」です。

  • 続けること自体が、自信につながる。
  • 少額でも自動で積む仕組みがあれば、考える手間がない。

金額は小さくても「やめていない」という事実が、心の支えになります。

「額は小さくても、続けている自分」が未来を作るのです。

失敗から学んだ「やめない」ためのルール

【具体的な体験談と対策】

 積立をやめたいと思ったときに僕が実行している、簡単なルールを紹介します。

「やめる=リセット」ではないと知る

積立をストップしても、投資信託はそのまま市場で運用され続けます。だからこそ、口座を閉じる「解約」だけはしないことが重要です。積立を完全にやめても、口座を閉じずに「再投資のまま放置」でOKです。

続けるためのコツは「完璧を目指さない」

  • 金額を最小単位まで減らす: NISA月500円、iDeCo月5,000円など、「苦しくないライン」まで減らして継続します。
  • 市場に残り続ける: 相場がどうなっても、感情が揺れても、市場に口座が残り続けることが、何より大事です。

今すぐできる一歩

【再結論と行動】

 積立を完全に止めると、再開が難しくなり、未来も止まってしまいます。「

やめない」=「未来を止めない」ことが、あなたの最大の防御策です。

今すぐできる一歩

  • 積立をやめる前に、月500円まで金額を減らして、「自動積立」を維持する設定に変えてみる。

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