45で離婚、貯金ゼロ。そこから気づいた「年金を待つなんてバカらしい」
俺は45で離婚して、子どももいない。
金もなけりゃ、将来も見えなかった。
それでも“まだ何とかなる”と自分に言い聞かせてた。
でも、現実は甘くなかった。
仕事はいつまで続くかわからんし、年金制度もコロコロ変わる。
「65まで待てば年金が増える」って聞くけど、
正直な話、その65まで元気でいられる保証なんてどこにもない。
だから俺は決めた。
年金は60からもらう。生きてるうちに使ってやる。
年金は“守り”じゃなく“攻め”で考えろ
年金繰り上げって何だ?
本来は65歳からもらえる年金を、60歳からもらう制度だ。
その代わり、1か月早くもらうごとに0.4%ずつ減っていく。
60歳から受け取ると、ざっくり24%減額。
聞くと「損じゃね?」って思うかもしれない。
でもな──
金を減らしてでも“時間”を増やせるのが、この選択の本質なんだ。
60歳から年金をもらう「5つのリアルな理由」
① 元気なうちに使わなきゃ意味がない
男の健康寿命は平均73歳。
そこから先は、病院と家の往復が現実になる。
80歳で金があっても、足が悪けりゃ旅行も行けねぇ。
どうせなら、まだ筋肉も心も動くうちに使った方がいい。
俺も50代で釣りやってるけど、あと10年もしたら竿も握れねぇだろう。
金より体が動くうちの時間の方が貴重だ。
② 年金は多くても、税金で持ってかれる
繰り上げ受給で減る分を気にするより、
税金と保険料でどれだけ取られるかを見た方が現実的だ。
65からドカッと年金もらえば、そのぶん所得税・住民税・介護保険料が跳ね上がる。
結果、手取りは思ったほど残らねぇ。
むしろ60から少なめにもらった方が、
手取りベースでは得する人が多いんだよ。
③ 「今の100万円」と「未来の100万円」は価値が違う
今の100万円でできることと、10年後の100万円でできることは違う。
物価が上がれば、同じ100万でも“買えるもの”が減る。
インフレが続く時代、早くもらう=得をするって話だ。
④ もらった金を“回す”奴が勝つ
早くもらった金で投資してもいいし、副業の資金にしてもいい。
俺はそれで訪問マッサージの開業資金に使った。
もし65まで待ってたら、こんな挑戦できなかった。
年金は「もらう」もんじゃない。
動かすもんだ。
⑤ 「将来どうせ制度が変わる」──そう思っておけ
日本の年金制度なんて、信じすぎると足元をすくわれる。
支給年齢はどんどん上がるし、金額も実質減ってる。
つまり、“もらえるうちにもらう”のが一番リスクが低い。
将来のルール改悪に文句言っても、誰も守っちゃくれねぇ。
自分のことは、自分で守るしかない。
ただし、注意点もある(ここ大事)
- 失業手当と同時にはもらえない。
ハロワ通ってる間は、年金ストップ。
→ まず失業給付を終わらせてから。 - 働きながらもらうと減らされることもある。
在職老齢年金って制度で、月収と年金の合計が50万円超えると一部カット。
→ 働き方とバランスを考えろ。 - 持病や障害年金の可能性がある人は注意。
繰り上げ受給を選ぶと、障害年金がもらえなくなる。
→ 病気持ちの人は要シミュレーション。 - 専業主婦の方は遺族年金との関係に注意。
旦那さんが先に亡くなった時、
減額された老齢年金しか残らない可能性がある。
結論「60歳から年金」は“リスク回避”じゃなく“生き方の選択”
60からもらうのは「損」じゃない。
生きてるうちに、自分の人生に金を使う。
その覚悟がある人には、繰り上げ受給は最強の武器になる。
老後の安心なんて、誰も保証してくれない。
だから俺は“先に使う”。
後悔は、早めに動いた奴には来ねぇんだよ。
金より「今日の一日」の方がよっぽど価値がある
45で離婚して、ゼロからやり直した。
あの時、“明日のために今を我慢する”生き方に疲れた。
金は貯めてても、心が貧しくなったら意味がねぇ。
今の時代、貯め込むより、回して生かす方が賢い。
年金も一緒。
「もらう時期」より「どう使うか」。
それが人生の勝ち負けを分けるんだ。


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