45歳で離婚、10人の女性と付き合って見えた“自由の本質”
俺は45歳で離婚して、子どももいない。
それからの10年、10人の女性と付き合ってきた。
その間に痛感したのは、「人と一緒に生きる幸せ」と同じくらい、「一人で生きる自由」も確かにあるということだった。
50代、60代になって「独身のほうが幸せだ」と感じる人が増えている。
かつてのように「独身=寂しい」「結婚=正解」という時代は、もう終わった。
なぜ今、“独身が最強”といわれるのか
終身雇用が崩れた今、結婚のリスクが増えた
昔のように「会社に勤めていれば一生安泰」という時代ではない。
家族を養う責任を重荷に感じ、「自分一人分をきっちり守る方が現実的」と考える人が増えている。
「結婚だけが幸せじゃない」という価値観
45で離婚して思った。
結婚は“幸せのゴール”ではなく、スタートラインにすぎない。
だからこそ、「結婚しない=負け」なんて考え方は時代遅れだ。
孤独ではなく“繋がりの形”が変わった
SNSや趣味のコミュニティで、リアルな人間関係を保ちながらも、
束縛のない“距離感のある繋がり”を持つ人が増えている。
一人でも、孤独じゃない時代だ。
独身で生きる7つのリアルなメリット
① 時間の主導権が100%自分にある
誰かに合わせる必要がない。
行きたい場所に行き、会いたい人に会い、何もしない日を選べる。
この「自由な時間のコントロール」は、結婚生活ではなかなか得られない。
② 収入を100%自分のために使える
お小遣い制度も、相談も不要。
好きな釣り道具を買うもよし、資格を取るもよし。
“誰かの許可”がいらない気楽さは、想像以上に心地いい。
③ 人間関係のストレスがほぼゼロ
結婚していた頃は、義理の親やママ友・パパ友との関係に気を使っていた。
今は、会いたい人とだけ付き合う。
気疲れしない人間関係は、精神的にも大きな財産だ。
④ 介護の範囲が限られる
結婚すると、4人分(両親+義理の両親)の介護を背負う可能性がある。
独身なら、自分と実の親だけ。
「責任の範囲を絞る」というのも、人生戦略のひとつだ。
⑤ 生活の決断が速い
家電を買い替える、引っ越す、仕事を変える。
誰かに相談せず即断できる。
スピード感ある人生は、独身だからこその特権だ。
⑥ 自分磨きに時間を使える
俺自身、離婚後にブログを始め、投資や副業にも挑戦した。
「誰かのため」ではなく「自分の未来のため」に努力できる時間は尊い。
⑦ 恋愛に“義務”がない
10人の女性と付き合ってきたが、
今は「誰かのために生きる」より、「自分を大切にできる関係」を選べるようになった。
これが独身の成熟した恋愛の形だと思う。
老後に備えておきたい5つの“独身力”の柱
1. お金の備え:自由を守る防具
iDeCoやNISAを使って早めに資産形成。
「お金がないから働く」のではなく、「働きたいから働く」生き方を。
2. 住まいの備え:老後の“賃貸の壁”に備える
高齢になると賃貸契約が難しくなる。
URやサ高住など、年齢で拒まれない住まいを早めに検討しておくこと。
3. 健康の備え:孤独より怖いのは「不健康」
独身は誰も体調を気にしてくれない。
だからこそ、自分が一番の主治医。
食事・運動・睡眠、この3つを怠ると、自由はすぐ奪われる。
4. 介護と終活:未来の“判断力低下”に備える
任意後見契約、リビングウィル(尊厳死宣言書)などを準備しておくと、
「もしもの時」に自分の意志を守れる。
5. 人との繋がり:一人だけど、孤独じゃない
趣味仲間、ボランティア、オンラインコミュニティなど、
“ゆるく繋がる”複数の関係を持つことで、
心も体も健康でいられる。
「独身で生きる覚悟」が、自由な老後を作る
独身は逃げでも負けでもない。
自分の足で立ち、自分のリズムで生きる“選択”だ。
結婚を手放して得た自由をどう生かすか。
その答えを、自分の人生で実験していく。
それこそが、俺たち50代独身男の“第二の青春”だと思っている。
あとがき
45で離婚した時は、不安しかなかった。
でも今は、自由な時間の中で、
自分の仕事も、趣味も、恋愛も、**全部“自分の責任で選べる”**ことが心地いい。
独身は最強か?
──それは「自分の人生を、自分で舵取りできる人」にとって、間違いなく“最強”だ。


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