45歳で離婚、10人と付き合って気づいた「幸せの形」
俺は45歳で離婚して、子どもはいない。
それからの10年、10人の女性と付き合ってきたけど、結局どの恋も「お金」だけでは続かなかった。
豪華な食事も、旅行も、確かに一瞬は満たされる。
でも、本当の幸せは“お金の額”じゃなく、“心の余裕”にあることに気づいた。
50代、60代になった今だからこそ、ようやく分かる。
老後の安心を決めるのは「資産額」ではなく、「お金との付き合い方」と「今の生き方」だ。
なぜお金が増えても不安が消えないのか
終わりのない目標設定が、心をすり減らす
「老後資金2000万円問題」──この数字が一人歩きして、気づけば3000万、4000万とハードルが上がっていく。
貯めても貯めても、ニュースを見れば不安になる。
終わりのないマラソンを走ってる気分だ。
誰も自分の寿命を知らないのに、「いくら必要か」に正解なんてない。
にもかかわらず、多くの人が数字だけを追いかけて苦しくなっている。
比較が不安を増幅させる
SNSを開けば、同世代が海外旅行、マイホーム、子どもの自慢。
気づけば「自分は足りない」と感じてしまう。
でも、他人の人生は編集された“ハイライト動画”みたいなもの。
現実の全てじゃない。
俺も離婚直後、SNSを見ては焦った。
でも、比較をやめた瞬間から、不思議と心が軽くなった。
お金に振り回されない生き方をつくる5つの秘訣
① 他人と比べるのをやめる
比べるなら、昨日の自分と比べればいい。
昨日より少し笑えた、少し歩けた、少し優しくなれた──
その積み重ねが、自分の豊かさになる。
比較をやめるだけで、不安の8割は消える。
② 「貯める」より「生かす」に切り替える
お金は使い方次第で、人生を変えるツールになる。
- 健康への投資:1日30分歩くだけでも、未来の医療費は減る。
- 人間関係への投資:仲間と笑う時間は、最高のストレス解消だ。
- 経験への投資:俺も50代から新しい資格に挑戦した。学びに年齢は関係ない。
「貯めること」に疲れた人ほど、「生かすこと」に切り替えた方がうまくいく。
③ 完璧な老後計画なんて存在しない
「完璧な準備」は幻想だ。
節約しすぎて体を壊したら、本末転倒。
老後は80%の準備で十分。
残り20%は「柔軟に対応できる心の余裕」でカバーすればいい。
俺も昔は“完璧主義”だったけど、
“ゆるく生きる勇気”を持ってからの方が、人生はうまく回り始めた。
④ 老後のためより、「今のQOL(生活の質)」を上げる
幸せは未来にあるんじゃない。
今この瞬間、ラーメンが美味しいとか、
朝のコーヒーがうまいとか、そんな小さな喜びの中にある。
「足るを知る」とは、今をちゃんと味わうこと。
それができる人ほど、老後の不安も小さい。
⑤ 50代からだって変われる
「もう年だから」と言い訳してたら、
自分で自分の可能性を閉ざしてしまう。
50代、60代になっても、人は変われる。
俺自身、45で人生がリセットされた。
でも今は、「自分のペースで稼ぎ、自分の時間で生きる」ことができている。
新しいことを始めるのに、遅すぎるなんてことはない。
「幸せ支出」を始めよう
今日紹介した5つの秘訣は、どれも“今すぐできること”だ。
まずは、「幸せのための支出」を決めよう。
月5000円でもいい。
美味しいものを食べる、新しいことに挑戦する──
それが未来のあなたを守る「投資」になる。
お金を守ることだけが老後準備じゃない。
心を守ることこそ、最高の老後準備だ。
あとがき
45で離婚したときは、何もかも失った気がした。
でも今思えば、あの時が「自由に生き直すチャンス」だった。
貯金も大事。でも、もっと大事なのは「どう生きるか」。
お金は人生の主役じゃない。
主役は、あなた自身の時間だ。


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